SDGsを取り入れた減農薬の北海道米!
「SDGs」への取り組み
最近特に耳にすることが多くなったSDGsとは、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから構成されており、環境問題や差別・貧困など様々な課題を、世界のみんなで解決しようというものです。企業としての取り組みはもちろんですが、私たち一人一人が取り組める身近なこともたくさんあり、テレビなどでも積極的に取り上げられています。
詳しくはこちら(外務省記事)https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/index.html
SDGsから読み取るこれからのお米を選ぶ基準
みなさんのお米を選ぶ基準はなんでしょうか?
- 美味しさ
- 安全性
- 価格
- 新鮮さ
- 産地
様々あげられると思いますが、どれも漠然と自分の満足度が基準になっている方が多いのではないでしょうか。私もその一人でした。
しかしSDGsの考え方や取組みに触れるにつれて、それだけでは足りないのではないかと感じるようになりました。12番目の目標にある「つくる責任、つかう責任」では、生産者側だけの責任ではなく、消費する側にも正しい選択をし、無駄なく消費するという責任があるということです。食品を選ぶ基準が美味しさだけではなくなり、環境を考えた食品選び、まさに「商品の背景を買う時代」がきているともいえます。
食品ロス削減という観点からは、精米年月日の表示に関して変更がなされています。従来は「精米年月日」という表示でしたが、現在の移行期間を経て令和4年4月からは上旬/中旬/下旬の「精米時期 年月旬」と表記が改正されます。北斗米の新しい袋は、すでに対応できるよう表記欄が「精米時期」に変更してあります。
今後SDGsの考え方が消費者にも浸透していけば、精米日が少し古くなっただけで敬遠されていたお米が、市場で有効に流通することになり、食品ロスの大きな削減に繋がります。このようなことから今後は、どのように環境に配慮して作られたお米なのかを正しく認識し、それを無駄なく消費することがお米選びの基準になっていくのではないでしょうか。
その点において我々北斗会は非常に重要な役割を担っております。北斗米の栽培基準は独自に厳しく設定されており、「できる限り環境負荷を抑えた農業」です。主に化学肥料や農薬を大幅に減らすことで、30年以上も前から安全安心のお米作りをしておりますが、この取り組みがまさにSDGsの考えと合致している部分でもあります。
今後とも地元農業の発展とご理解を頂きながら、情報発信をして参りますので、北斗米への応援をよろしくお願い致します。
文責 小澤