ごはんは健康長寿を育む食べ物
日本人は、糖質を摂取するためにお米を選び、ご飯食こそが日本人の健康長寿を育む食べ物であるとされていました。米離れという言葉が使われるようになって、一人当たりの米の年間消費量は1962年の118.3㎏をピークに、2023年の調査では半分以下の53.4㎏(概算)まで減少しています。体を大切にしようと食事や健康への意識が高くなり、ご飯が肥満の直接の原因(糖質)と考えている人は少なくありません。また、食の多様化によるパン・麺類への移行、少子高齢化、単身世帯の増加が主因であると考えられます。食の外部化(中食・外食)により炊飯の機会が減り、健康志向で炭水化物摂取が控えられていることも影響しています。
たくさんの糖質を含むお米は、「食べると太る」となにかと悪者扱いされがちですが、健康を維持するうえではなくてはならない重要な栄養素のひとつです。大切なのは、摂取量のバランスで、糖質をとり過ぎても不足しても、体に思わぬトラブルを招いてしまいます。糖質の摂取を極端に制限すると、今度はエネルギーが不足して疲れやすさにつながります。さらに、糖質の不足分を補うためにタンパク質がエネルギー源として使われることで筋肉量が減少してしまい、基礎代謝を低下させ、かえって太りやすくなる原因を作ってしまうということにもなりかねません。
なにより、お米にはタンパク質やビタミンをはじめ、様々な栄養があります。長寿で健康の方々は、昔からご飯をよく食べて、主菜や副菜、味噌汁などバランスの取れた和食を中心とした食事を摂っています。また、食べ方もゆっくり時間をかけて、「野菜」→「魚・肉」→「主食」の順で一口ずつよく噛んで食べ、ご飯を抜く事はなかったそうです。もちろん、食べ過ぎには注意ですが、健康的な食生活に大切なのは「お米を控えること」ではなく、「お米をどう食べるか」なのです。
2019年にWHO(世界保健機関)が発表している183か国を対象とした世界の健康寿命を見てみると、自立して生活できる健康寿命は世界1位です(健康寿命74.1歳)。この長寿を支えてきたのは、海、山、里の豊かな食材を活かした日本のご飯を中心とした食事であるといえるでしょう。
北斗会は消費者の皆様が食事をしっかりとって、健康な日々を過ごしている姿を思い浮かべて、安心で安全なお米を作ってまいります。今年も北斗米をご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。(文責 大橋)

