お米に虫がわいてしまった!米屋が虫わきの原因や対策について徹底解説
こんにちは、北海道東神楽町のお米屋「やぎぬま」です。
日本各地では年々、夏の気温が高くなってきております。北海道も30℃を超える日が当たり前になってきています…。
さて、この時期に心配なのはお米の虫わきです。
虫がわいてしまったらどうしたら良いか、対策があるのか、そもそもお米に付く虫って何?という皆様のお悩みや疑問をまるっと解決いたします!
・虫わきの原因について
・米につく虫の特徴や種類について
・もし虫がわいてしまったらどうしたら良いか
・虫わきを防ぐ方法について
虫わきの原因について

そもそもお米に虫がわいてしまう原因とは何でしょうか?
考えられる原因は、
・米袋の空気穴から虫が侵入する
・米袋を食い破って侵入する
・米の生産過程で虫が入ってしまう
などがあげられます。
米袋は密閉と思われがちですが、実は米袋には破裂防止のため小さな空気穴が開いています。そのため、米袋のまま保管しておけば安全というわけではございません。米に付く虫は嗅覚が優れており、空気穴から侵入するケースや袋を食い破って侵入する虫もいるため注意が必要です。
また、米に付く虫は、室温20℃以上、湿度60%以上で活発になるといわれております。
高温多湿の環境で活発になり繁殖力が高まるため、夏場の時期は特に虫わきが発生しやすいというわけです。
他にも、米ぬかや米粉、小麦粉、パスタ、調味料、ペットフードなども好物のため、米以外の食品も注意が必要です。
虫の種類について
コクゾウムシ

体長2.0~3.5mmの黒い虫で、象のように長く伸びた口吻(こうふん)が特徴です。気温が20℃を超えると活発に繁殖し始めます。
その長い口吻で米粒に穴をあけて卵を産みつけ、孵化した幼虫はそのまま米粒の中で成長し、成虫となって出てきます。
しかし低温には弱いので、15℃以下の環境では発育・増殖できないという特徴もあります。
ノシメマダラメイガ

体長7〜10mmの小さな蛾で、成虫がお米のぬか層や胚芽部に卵を産みつけます。高温多湿で活発になります。
幼虫は胚芽部に次いでぬか層を食べ、白い糸を吐いて蛹になりますが、このときの白い糸が米粒をくっつけてしまいます。
ノシメマダラメイガの幼虫は、購入時の袋を食い破れるので注意しなくてはなりません。幼虫は、穀類や粉を食べながら数週間から1カ月半で成虫になり、産卵することを繰り返します。

他にもお米に付く虫はいますが、虫わきのほとんどがコクゾウムシかノシメマダラメイガです。
虫がわいてしまったらどうしたら良いの?

まず、お米に付く虫に毒はありませんので、万が一、気付かずに食べてしまったとしてもご安心ください。
しかし、気分が良いものではないと思うのでお米を処分する、またはしっかりと虫を取り除くことが望ましいです。
※アレルギーが心配な方は虫がわいたお米は食べずに処分することをお勧めします
虫の取り除き方
水につける
お米を水につけておくと、窒息した虫が浮いてきます。虫が浮いてこなくなるまで水につけて流すことを繰り返すと取り除くことが出来ます。
ふるいやザルにかける
お米を少量ずつふるいやザルにかけて虫を取り除くことができます。取り除ききれない可能性もありますので、しっかりと目視でも確認してください。
天日干しをする
風通しの良い場所で大きな紙などにお米を広げて置いておくと虫が弱って逃げていきます。
日光が強く当たる場所で行う場合は長時間置かないように気をつけてください。お米を日光に当てすぎると乾燥してしまいます。
上記のような取り除き方があります。しかし、大量に虫がわいてしまった場合はお米を処分することが望ましいです。
また、ハイザーで虫が沸いてしまった場合は、ハイザーの使用を避けることを強くお勧めします。
ハイザーの小さな隙間などに卵が産みつけられているとまた虫わきの原因になってしまいます。
その他にも、お米を保管している容器や袋で虫が沸いてしまった場合は、容器等を熱湯でしっかりと洗ってください。

米袋の中にわいたノシメマダラメイガの幼虫を見たことがありますが、思い出すとゾワッとします…汗
虫わきの対策について

冷蔵保存
密閉容器やペットボトルにお米を入れて保存することで、虫の侵入を防ぐことが来ます。また、低温のため虫が繁殖することもありません。
常温保存に比べお米の食味低下も抑えることが出来るため可能な方は冷蔵庫での保存がお勧めです。
常温保存
冷蔵庫に保管するのは難しいという方は、密閉容器にお米を入れ、高温多湿の場所を避けて保管してください。
防虫剤の使用
乾燥した唐辛子や市販で売られているお米用の防虫剤を使用することで虫わきを防止することが出来ます。
当店では毎年夏場に配達の際、お客さまへ防虫用の鷹の爪をお配りしております。
※唐辛子や防虫剤に殺虫効果はありません
長期保管をしない
ご自宅で長期間保管すると虫わきのリスクが上がります。また食味の低下にもつながります。
そのため、1か月以内で食べきれる量を買うことが望ましいです。
まとめ
・お米に付く虫は高温多湿で活発になる。
・米袋に入れていても虫が侵入する場合がある。
・虫がわいてしまったら、お米を処分する、またはしっかりと虫を取り除く。
・お米は正しい保存方法で管理する。
・1カ月以内に食べきれる量を買う。

夏場は特に気をつけなければいけません。正しい保管方法で安全安心なお米をお召し上がりください。


