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SDGsレポート|2025年10月号|新混植米の開発

新混植米稲刈り
yaginuma1951

株式会社柳沼では、地域とともに持続可能な未来を築くため、さまざまな取り組みを進めています。
その取り組みの一端を毎月ご紹介する「SDGsレポート」を、定期的に掲載してまいります。

今回は、新混植米の開発についてお伝えします。

「ゆめぴりか」を超える混植栽培米を目指して

株式会社柳沼では、「北斗米ゆきのつや」というお米が、長きに渡って売れ筋商品となっており、累計52万袋以上販売しています(2025年7月時点)。

この「北斗米ゆきのつや」は、全国的にも珍しい混植栽培で育てられたお米です。籾まきの段階から、ゆめぴりか・ななつぼし・おぼろづき・きらら397・あやひめの5品種を黄金比率で配合し、作付けしています。

混植栽培では、異品種の競争による相乗効果が出て、根の張りが良くなる、倒れにくくなる、病害虫に強くなる等の効果があると言われています。また稲が丈夫に育つため、農薬を減らすことができ、食味も向上するというのです。

そのようなストーリーや実際の食味が評価され、「北斗米ゆきのつや」は、旭川・東神楽エリアのお客様に長く愛され続けています。

そして2023年、「ゆめぴりかよりも美味しい混植栽培米を作ろう」と社内プロジェクトが立ち上がりました。数十回の社内食味試験の結果、新たな混植栽培米の配合パターンを2つに絞り、2025年に実際に作付を行いました。

今秋、2パターンのお米を試験販売し、実際に地元のお客様からアンケートを取得し、配合パターンの絞り込みを行います。また商品名もお客様から公募する予定です。

そして2026年から新たな混植栽培米を本格栽培・本格販売する予定です。

※取組の斬新さから、北海道新聞(道北版)・ライナーにて掲載いただきました。

取組の意義

本取組には、以下のような意義があると考えています。

  • 混植栽培という、農薬・化学肥料に極力頼らない栽培技術の普及
  • 地元顧客に愛される米の開発・販売による地産地消の促進と、それに伴う環境負荷の削減(輸送距離減)
  • 生物多様性と水環境の保全

私たちは、地域の生産者と連携し、「人にも環境にもやさしく、美味しい米づくり」を進めます。持続可能な米づくりを、次の世代へ。

2025年9月 当社のCO₂排出量(概算値)

事業活動における環境負荷の「見える化」にも取り組んでいます。
今月の当社排出量(概算値)は以下の通りです。

  • 2025年9月 単月排出量:10.73トン-CO₂(前年同月比 -0.55トン)
  • 2026年4月期 累計排出量:44.72トン-CO₂(前年同月比 -2.36トン)

引き続き、省エネの推進や業務の効率化を図りながら、環境負荷の抑制に努めてまいります。

※上記排出量は、車両・灯油タンク等へのガソリン・軽油・灯油の給油量に、CO2排出計数を常乗じる形で、便宜的に算定しています。

※当社は全ての電力をエネワンでんきカーボンニュートラルでんきで賄っています。そのため、電力使用による温室効果ガス排出は実質的にゼロとなっています。


来月号では、別の取り組みをご紹介予定です。
株式会社柳沼は、持続可能な地域社会の実現に向けて、地域・お客様・パートナーの皆さまとともに歩み続けます。

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(株)やぎぬま
(株)やぎぬま
北海道東神楽町
お客様のくらしを支え続ける地域密着型の企業です。 温かみや対面でのコミュニケーションを大切にし、お客様と長期的な信頼関係を築くことで、地域社会とともに成長し続けます。
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