お米の配達をしていると、お客様からさまざまなご質問をいただきます。
今回は、このご質問にお答えします。
【お米の質問】5年前のもち米は食べてもいいの??


食べられる状態であっても食べないほうがいいです。理由は2つあります。
年に何度かこういったご質問をいただきます。
もち米は一度に食べ切らずに長期保存される方が多いようですので、もち米を買う方は参考にしていただければと思います。
理由① 美味しくない

お米は精米すると、酸化の速度が急速に進みます。りんごの皮をむくとすぐに黒っぽく酸化してしまいますよね。これと同じように、お米も精米し、皮をむくと酸化していきます。お米も野菜や果物と同様、生鮮食品と考えましょう。
という理由から、やぎぬまでは精米後、一ヶ月間ぐらいが美味しく食べられる期間としてお客様に推奨しています。長期にわたって保存する場合は冷蔵庫に入れることをおすすめしています。
で、実際5年経つとどうなるのか?
お米の水分が失われ、米の表面に白い筋が入り、割れやすくなります。粒感が失われ、べちゃっとした感じになり、食味も全然美味しくないです。
もち米の場合は粘りが失われ、全くもち米感のないお米になってしまいます。私は5年経過したもち米を炊いたことはありませんが、実際に炊いたお客様の体験談です。
理由② カビが生える

1年以上など、長期にわたって保存している場合、カビが生えていることが非常に多いです。
お米には水分が含まれるため、夏場など高温多湿な時期をまたいで保存していた場合、かなりの高確率でカビが発生します。
写真は約1年保存していたお米にカビが発生したものです。米の水分が失われ、白い筋が入っているのもわかると思います。
ちなみにこの状態でお米をとぐと、黒いとぎ汁が出てきます。人体への悪影響も考えられますので、もったいないかもしれませんが、食べずに処分してください。
まとめ

✅長期保存は酸化が進み、お米の食味が著しく落ちる。
✅カビが発生し、人体への悪影響が考えられる。
✅以上の理由から食べずに処分したほうが良い。
✅できるだけ一ヶ月以内に消費できる量を購入しましょう。
✅消費しきれず長期保存になる場合は、必ず冷蔵庫に入れましょう。
他にも、なにかわからないことや、疑問に思うことは遠慮なく配達員にお声掛けください。
今後も旭川のとなり町・東神楽町から、お米に関する情報発信を続けてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。