止まらない『値上げラッシュ』~生産者と米の問題~
身近になる値上げラッシュ!
「最近、何でも高いよね・・・」といった話題をよくお聞きします。
実際、小麦や乳製品、魚介類など多くの食品が値上げになっております。
なかには10%以上値上げになった食品もあり、
買い物に行った際、「また高くなっている・・・」と感じることもしばしばあります。
更にカップ麺なども、今年の6月以降の製造から値上がりしております!
このように、よく購入する身近な食品が次々と値上げになっております。
他にも、日用品や灯油なども大幅な価格高騰で、
まさに「値上げラッシュ」状態です。
- 食パン・菓子パン
- 小麦粉
- ハム・ソーセージ
- 冷凍食品
- 食用油
- 醤油・マヨネーズ
- トイレットペーパー
- 文具 など
値上げラッシュは生産者にも影響が!
値上げラッシュで、苦しいのは決して私たち消費者だけではありません。
実は生産者も非常に苦しい状況なのです。
肥料、ハウスなどの資材、農業機械といった生産するために必要不可欠なものの価格が
高騰、あるいは材料不足といった問題に直面しております。
ハウスの部材は、今年の4月より10~20%もの値上げとなりました。
農機具は、部品等の品薄状態で数か月待ちのものもあります。
このように農作物の生産に大きな影響を及ぼしかねません!
原因は、コロナ禍による国内外工場での人員不足と原油の高騰による生産コストの上昇などが挙げられます。
値上げラッシュの中、米は値下がり傾向?
一方で、米の販売価格は値下がりの傾向にあります。
当店も令和三年度産のお米は10Kg,100円、5Kg,50円の値下げでの販売となりました。
お客様からは「なんでも値上がりしているから驚いた」「安くなるの!?」といった驚きの声がございました。
米離れや、コロナ禍による外食向けの業務用米の需要が減少している問題は今後も続いていくと考えられます。
最後に
値上げラッシュ、米の在庫余り、後継者不足、天候不順など様々な問題が山積みで大変厳しい状況です。
北斗米生産者も今年の米作りに向けて動き出しております。そんな中でも、消費者の皆様へ、安全安心の美味しいこだわりのお米を召し上がっていただきたいという気持ちでお米作りに励んでおります。
私たちやぎぬまスタッフも、食品問題に向き合い、情報発信やSDGsなど積極的に取り組んでまいります。
改めまして、皆さまにはご理解とご支援をしていただけると幸いです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
文責 松尾