お米だより

減農薬で安全安心にこだわった北海道米!「みどりの食料システム戦略」

減農薬で安全安心にこだわった北海道米!「みどりの食料システム戦略」
hokutomai23

「みどりの食料システム戦略」というものをご存知でしょうか?
農林水産省より5月に発表された、農業の生産力向上と持続性の実現を目指す目的で策定された政策方針になります。温暖化が進むなど限界に近づく地球環境を守るため、政府は高い目標を定めて、持続可能な食料システムを実現するための本戦略を策定しました。

詳しくはこちら(農林水産省記事)https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/index.html

2050年の農業の方向性を見据えた長期的なものとなっており、EUなど有機栽培が進む世界各国に足並みをそろえつつ国際基準の輸出農産物を作り、有機農業生産を軸に、農業経済を活性化させようというビジョンです。

30年後の最終目標は主に4つに分けられます。

  1. 農林水産業のCO2ゼロエミッション化の実現(二酸化炭素を排出しない技術)
  2. 低リスク農薬への転換、従来の殺虫剤に代わる新規農薬などの開発により化学農薬の使用量(リスク換算)50%低減
  3.  輸入原料や化石燃料を原料とした化学肥料の使用量を30%低減
  4. 耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合を100万ヘクタール(東京ドーム約21万個)に拡大

目標の一つに「化学農薬(リスク換算)50%低減」とあります。従来は、農薬成分の使用回数の多寡でカウントしてきましたが、今後はリスクの高低を農薬毎に評価し、「リスク係数」という概念を使用していくことになりそうです。
また、日本の耕地面積は442万haありますが、有機農業の面積は2.3万haとわずか0.5%にとどまっています。これを100万ha(25%)まで拡大するというかなり高い目標となっています。

少子高齢化が進み、農家数が減っている日本において、手間暇のかかる有機農業を拡大するためには、多くの次世代農業者が取り組めるような革新的な新技術が必要です。
以上のように、今になって有機農業の大切さが注目されてきておりますが、当社で販売している北斗米は昭和63年から取り組みが始まり、すでに30年以上の歴史があります。それだけ時代の先端を担ってきました。

これからも皆様の健康の為、生産者、スタッフ一同協力して安全で安心なおいしい北斗米をお届けしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
文責 東

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北斗米のやぎぬま
北斗米のやぎぬま
北海道東神楽町のお米屋さん
北海道東神楽町で独自ブランド米「北斗米」を販売する米屋です。地元のお客さまを中心に月間3000件以上に配達。オンラインショップやふるさと納税でもご好評いただいています。
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