【お米の質問】夏場の炊飯方法や炊きあがり後の保存で注意することってあるの?

お米の配達をしていると、お客さまから様々なご質問をいただきます。
今回はその中からピックアップして、ご質問にお答えしていきたいと思います。
【お米の質問】夏場の炊飯方法や炊きあがり後の保存で注意することってあるの?

夏場のお米の炊き方や炊きあがり後の保存の仕方って何か注意した方がいいことありますか?

夏場は水温や水量、浸水時間、炊きあがり後の保存の仕方など、注意した方が良いことやお勧めの方法があります!
炊き方について

水量
夏場のお米の保管状況によっては、お米に含まれている水分が減っている可能性がございます。いつも通りの水量で炊いているのに、何故かお米がパサつく、硬いと感じた場合は、いつもよりも大さじ1~2程度水の量を増やして炊くと解消されることがあります。
水温
お米を研ぐときの水温が高いと、お米の吸水性が高まり、お米の表面に付着しているヌカやゴミを含んだ水を吸水しやすくなってしまいます。また炊きあがりの風味も落ちてしまいます。
そのため、しっかりと冷たい水を使いましょう。夏場は数時間使っていない水道水の出始めの水がぬるいことがあります。しっかりと手で冷たい水であることを確認してから研ぐようにしてください。
浸水
浸水は30分程度がお勧めです。夏場は浸水中の水温が上がりやすいため、冷蔵庫での浸水や炊飯器に氷を入れることがお勧めです。
水温が高いと菌の繁殖やお米のデンプンが糖分に分解されにくく、甘みが充分に出ない可能性があります。タイマー設定など長時間の浸水になる場合は特に注意が必要です。
※氷を入れる場合は1個につき水を大さじ1~1.5減らしてください。
炊きあがり後の保存について

炊きあがり後に本スイッチを切ってそのまま置いておくのはお勧めしません。特に夏場は菌の繁殖やお米の腐敗に繋がってしまいます。食味が著しく低下するほか、人体への影響もあり得ますのでご注意ください。
また、長時間の保温はご注意ください。メーカーによって異なりますが、保温したままお米の美味しさを保てるのは、4時間程度です。保温が長いと、お米の乾燥や食味の劣化の原因になります。
炊きあがり後に余ったお米は冷凍保存することがお勧めです。冷凍保存用の容器を使う、または適量をラップで優しく包み、都度レンジで解凍すると美味しさそのままのお米を食べられます。
大変ですが、1回で食べきれる量を都度炊くというのも夏場はポイントです。
まとめ
・炊飯の水量は、いつも通り炊きお米がパサつく硬いと感じたら少し多めにする。
・炊飯の水温は、しっかりと冷水であることを確認して使う。
・浸水は、30分程度がお勧め。長時間の場合は冷水を保つ。
・炊きあがり後のお米は、冷凍保存がお勧め!
ぜひ参考にしていただけると幸いです。
夏のお米を美味しく安全に召し上がってください!