お米だより

お好みのお米はありますか?

お好みのお米はありますか?
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全国には多くのお米の品種があり、主食米だけでも約320品種もあります。数あるお米の中でも北海道米は全国有数のブランド米と位置付けられております。

しかし、北海道米の歴史を振り返ると、かつては頻繁に発生する冷害に対応するために耐冷性と収量を確保することを求められておりました。食味は二の次だったため、「北海道のお米は美味しくない」という印象が強く根付いてしまった時期も長くありました。

北海道のお米作りに危機意識が高まり、1980年に北海道米の品質向上を目指し、道庁がおいしい北海道米の品種育成のために「良質米の早期開発プロジェクト」を開始しました。

その試行錯誤の末、1984年にデビューしたのが「ゆきひかり」、そして1988年以降に誕生したのが「きらら397」「ほしのゆめ」でした。その珍しい品種名や美味しさから一躍注目を集め、北海道米のイメージを一新しました。

今では、ゆめぴりか・ななつぼし・ふっくりんこが特A評価を受けており、本州のお米にも負けない良食味米を提供できるようになりました。

しかし、今後も温暖化による暑さに強い高温耐性と良食味の両立が求められるなど品種改良に終わりはありません。

それでは、消費者が品種を選ぶ基準はいかがでしょうか。

アンケートでは、甘さ・弾力・香り・粘りの順で重視する方が多く、ふっくらした米・ツヤツヤした米など視覚を重視した回答結果も出ており、食味だけでなく見た目もお米に必要な要素の一つです。

白ごはんの硬め・柔めのお好みアンケートでは、硬め派49%柔め派26%という結果で日本人の食には少し硬め(シャリ感)が喜ばれることがわかります。

食の多様化で、少し硬めのお米が合う料理が多くなってきているのも要因の一つとも言えるでしょう。

とはいえ、好みは十人十色で、お米も同じように品種・産地によって食味は様々です。

やぎぬまでは9種類のお米を取り扱いしております。お好みにあった品種のアドバイスや健康志向に特化した分搗き米の提案など消費者の皆様に寄り添ったサービスを心がけております。

北斗会は生産者、スタッフ一同協力して安全・安心なおいしい米作りに全力で取組んでまいります。今後とも応援のほど宜しくお願い致します。

プロフィール
北斗米のやぎぬま
北斗米のやぎぬま
北海道東神楽町のお米屋さん
北海道東神楽町で独自ブランド米「北斗米」を販売する米屋です。地元のお客さまを中心に月間3000件以上に配達。オンラインショップやふるさと納税でもご好評いただいています。
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