朝食の大切さを再認識する
季節の変わり目になると、健康のことがよく話題になります。健康管理が疎かになっていないか生活を振り返ると、朝食を抜いているという人が多く、タンパク質が不足して睡眠にも影響が出ているとテレビ番組で放送していました。朝の食事を摂らず一日を過ごしていると、その日の活力が低下してしまうことは周知していましたが、夜の睡眠に関連があることは知りませんでした。
私自身、一日の疲れを残さないために睡眠時間への意識を高く持ち、七時間は確保していましたが、朝食への意識は薄くほとんど抜いていました。そんな日を繰り返していると疲れが取れなくなるようになり「たくさん寝ているのに何故・・・」と疑問に思っていました。
そんな時に、『朝食にタンパク質を摂ることで、タンパク質に含まれている「トリプトファン」という成分が日中には「セロトニン」というホルモンに変わり、夜には睡眠を促すホルモン「メラトニン」に変化して深い眠りにつくことができ、睡眠の質が向上する』と知りました。
早速、タンパク質の多い朝食を摂るようにしたところ、夜中に目が覚める事がなくなり、朝までぐっすり眠ることができて疲れが残ることが減っていきました。
子供の頃を思い出してみると「朝ご飯はしっかり食べなさい。」とよく言われていた記憶があります。母親が毎朝、ご飯と納豆、豆腐の味噌汁(タンパク質量が多い献立)を作ってくれていました。
当時は「毎日同じものばかりで嫌だな。」「洋食が食べたい。」と思っていましたが、今考えると必要な栄養を摂る事だけではなくて、タンパク質の働きがどういうもので、一食でどれだけの量が必要か、自身の経験や祖母の助言を考慮した上での献立だったのだと改めて気づき、昔からの知恵や日本食の素晴らしさを再認識することとなりました。
忙しく時間がない現代ですので、食事のスタイルが変化してしまったのは仕方のないことですが、ご飯を主食にするという長年かけて築いてきた伝統のある日本の食事をこれからも受け継いでいくことは、私たちの身体の事を考えていく上でも忘れてはならない事だと思います。
北斗会は消費者の皆様が健全な「食」を通して、健康な日々を過ごしている元気な姿を思い浮かべながら、安全で安心なお米を作ってまいります。北斗米をご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
文責 大橋