お米だより

今年の北斗米 お米の品質は?

今年の北斗米 お米の品質は?
hokutomai23

皆さま、新米を美味しく召し上がっていますでしょうか?

お届け先で「今年のお米、甘くてすごく美味しいね」「お米がつやつやして、去年とは全然違うね」などのお声をいただき、私たちもとても嬉しく感じております。

さて、「令和の米騒動」が起こった令和5年産のお米ですが、災害や猛暑の影響で、一部に品質の課題が見られた年でした。しかし、令和6年産のお米はどのような品質だったのでしょうか。

まず、収穫量の目安となる北海道の作況指数を見てみますと、5年産の作況指数が1046年産は103で、ともに「やや良」と大きな差はありませんでした。しかし、収穫量とは別にお米の品質を示す「一等米比率」において、5年産は61.3%だったのに対し、6年産は91.6%と高い数値を記録し、今年のお米の品質の良さがうかがえます。

こうした品質の向上の裏には、温暖化に伴う気象の変化に対応するための試行錯誤があります。3月末から田植えに向けた準備が始まり、9月に稲刈りを終えるまでの間には、多くの苦労がありました。例えば、昨年の高温被害を受け、水田に水をかけ流して、水温を管理したり、年々増加傾向にあるカメムシ被害を最小限に抑えるため、虫のすくい取りや予察台の設置によって防除の適期を見極めたりしました。また、一部の農家では、いもち病の発生を早期に発見し、拡大を防止することができました。

これらの取り組みは、消費者の皆さまに美味しく安全なお米を届けたいという農家の皆さんの努力の賜物です。

さらに今年のお米は、品質だけでなく味も良く、北斗米生産者によると「今年の北海道は昼夜の寒暖差があり、お米の甘味のもとであるデンプンが蓄積されて、甘味のある美味しいお米になった」とのことです。

北斗米はさらに品質向上を目指し、有機JAS認証への取り組みや新しい農業資材の試験、環境に配慮したJクレジットの導入など、消費者の皆さまに安心で美味しいお米をお届けするため、日々研究を重ねています。既に7年産のお米作りに向けて、作付けする品種の選定も始まっています。 今後も、皆さまに自信を持って召し上がっていただけるお米を目指し、生産者と共に取り組んでまいりますので、北斗米へのご支援をよろしくお願いいたします。

プロフィール
北斗米のやぎぬま
北斗米のやぎぬま
北海道東神楽町のお米屋さん
北海道東神楽町で独自ブランド米「北斗米」を販売する米屋です。地元のお客さまを中心に月間3000件以上に配達。オンラインショップやふるさと納税でもご好評いただいています。
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